奈良旅行記⑥浄瑠璃寺

jeudi 21 octobre
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最終日は雨。夜スクがあるので午後には出なければなりません。平城宮跡、景色を眺めるだけでも悪くはないかな、と朝の散歩をしました。大和西大寺駅から歩いて10分。

それにしても奈良にいる間、朝から歩き回ったり、1日中自転車を乗り回したり、おいしいものを食べてよく寝ていたので、薬も必要なくなりすっかり元気になりました。。。第一次大極殿を遠くから眺め、南門広場を一周。結構な広さ!朱雀門の前をジェレズニーチェが走ります(笑)
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最後に行こうと決めたのが浄瑠璃寺。近鉄奈良駅からバスで25分かかります。浄瑠璃寺まで行くバスは1時間に1本しかなくて、始発まで余裕ができてしまったので、思いつきで市内循環線のバスに乗りました。JR奈良駅、近鉄奈良駅、奈良公園、高畑などを30分で一周します。うーん、フリーなんだからもっと活用すればよかった。

浄瑠璃寺行のバスに乗っている人はごく少数。市街から離れてずんずん山の方へ行きます。まるで別世界へ連れて行かれるような感覚。バスに揺られながら見る風景はまさに黄金色でした。西方の極楽浄土もこんな眺めなんだろうな。
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お寺に着くと、猫ちゃんがお出迎えしてくれました。
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この辺りは、奈良の興福寺の別所として、多くの寺院や石仏が建てられた地域のようです。後から気がつきましたが、所在地は京都でした。
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本堂には九体の阿弥陀如来さまがいらっしゃいます。九品往生(くぼんおうじょう)の考えからきたもので、現存する唯一の九体阿弥陀仏だそうです。本堂の前には池があって、反対側に薬師如来さまのいる三重塔があります。
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極楽浄土の世界を再現しようとした、いわゆる浄土式庭園。10円玉の裏に描かれた平等院鳳凰堂が代表ですね。太陽の昇る東方の此岸に薬師如来さまがいらっしゃって、現世の私たちを悩みから救ってくださいます。太陽が沈む西方の彼岸に阿弥陀如来さまがいらっしゃって、私たち人間が死んだ後に極楽浄土に連れて行ってくださいます。
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薬師如来さまがいらっしゃるのは東方浄瑠璃浄土、ラピスラズリの青い光を放っていて、阿弥陀如来さまがいらっしゃるのは西方極楽浄土、大きな池に五色の蓮の花が咲いているんだとか。極彩色の世界にめまいがしそうです。

堀辰雄に「浄瑠璃寺の春」という作品があります。こちらで読むことができます。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/4806_14952.html#midashi620

浄瑠璃寺はほんとうに静かで時間を忘れるところでした。11月に来れば、紅葉も美しいことでしょう。奈良の旅もここで締めくくり。いつか読んだ和辻哲郎の古寺巡礼を読み返したい。
http://www.amazon.co.jp/古寺巡礼-岩波文庫-和辻-哲郎/dp/4003314417
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0835.html

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1614433748&owner_id=831795
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by nabocha | 2010-11-02 22:31 | おでかけ
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