奈良旅行記⑤飛鳥

mercredi 20 octobre

3日めは思い切って飛鳥へ出掛けました。平城遷都1300年の今年ですが、さらに古い日本の風景を見ておきたいと思ったのです。8時頃着いてしまったので、まずは歩いて欽明天皇陵と猿石のある吉備姫王墓へ。
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駅前に戻って、飛鳥びとの館で割引券のついた飛鳥王国パスポートを買います。乗り捨てのできる明日香レンタサイクルにしようと思っていたのだけれど、まだ開いていなかったのでレンタサイクル古都にしました。雨が心配ながらも出発。最初は高松塚古墳です。

★高松塚古墳
http://www.asuka-park.go.jp/takamatsu/index.html
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目の前の広場は星宿の広場となっています。
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壁画館で飛鳥美人の模写を見ました。1972年にこの壁画が見つかった時は、考古学史上まれにみる大発見と日本中で騒がれたそうです。1300年以上前に描かれた絵がここまで色鮮やかに残っているなんて。
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高松塚を出て、次は聖徳太子の生誕地、橘寺へ向かいます。途中、鬼の俎板(まないた)や鬼の雪隠といった不思議な形の石造物がありました。これは亀石。亀が向きを変えると、奈良盆地が大洪水になるんだとか・・・かわいい顔をしているのに。
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橘寺で見たかったのは、これ。往生院の花の天井画です。
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誰もいなくて、しばらく仰向けになって天井を眺めてしまいました。
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橘寺を出てから少し迷って石舞台古墳へ。蘇我馬子のお墓と言われています。昔覚えたな・・・蘇我稲目、馬子、蝦夷に入鹿。

★石舞台古墳
http://www.asuka-park.go.jp/ishibutai/index.html

ここで早めのお昼。夢市茶屋で古代米御膳を食べました。
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★夢市茶屋
http://yume9200.jp/yumechaya2.html

満足したところで、再び自転車に乗って飛鳥寺を目指します。途中、大化の改新の舞台となった伝飛鳥板蓋宮跡や、これまた不思議な亀型石造物や酒船石に立ち寄りました。しかし亀型石造物の観覧料金300円には唖然。これだけなのに!
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犬養万葉記念館と奈良県立万葉文化館にも寄りました。犬養孝は万葉集に登場する土地を全て訪れて、万葉風土学を提唱した方とのことです。

万葉文化館ではちょうど写真展「小川晴暘と奈良 飛鳥園のあゆみ-小川光三・金井杜道・若松保広-」をやっていました。これはうれしかった。ちょうど職場近くで土門拳の作品展「室生寺」をやっていて、仏像を写真で撮る、ということに思い当たりがあったので。奈良市写真美術館には行けなかったけど、入江泰吉「私の大和路―秋冬紀行」を今度借りてこよう。興福寺の阿修羅像を見逃していたので、写真でじっくり見ました。
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★奈良県立万葉文化館
http://www.manyo.jp/

★入江泰吉記念 奈良市写真美術館
http://www1.kcn.ne.jp/~naracmp/index.html

万葉文化館のショップでリービ英雄の「英語で読む万葉集」を買いました。英語を考えることで、逆に日本語を深く味わうって、このこと。秋の歌ふたつ。

秋去らば 今も見るごと 妻恋ひに 鹿鳴かむ山そ 高野原のうへ
When autumn comes
these mountains are always
as we see them now,
where the deer cries
in longing for his wife―
on these high fields.

秋の田の 穂向きの寄れる 片寄りに 君に寄りなな 言痛ありとも
As the ears of rice
on the autumn fields
bend in one direction,
so with one mind would I bend you,
painful though the gossip be.

この2つの歌は「loveとは違った、恋の表現力」という章の最初にあったのですが、夏目漱石が"I love you"を「月が綺麗ですね」と訳したのを思い出しました。心の動きを自然に託すのが日本人なのです。

★万葉集


回り道しましたが、飛鳥寺に到着。蘇我馬子が建てた寺院で、ならまちの元興寺は平城遷都と共にこのお寺が移されたものだとか。日本最古の釈迦如来、飛鳥大仏さまがいらっしゃいます。東大寺の大仏さまよりも150年年上なんだそうです。日本というより百済のお顔のような気がします。めずらしく写真撮影を奨励していました。
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最後は甘樫丘(あまかしのおか)。最後にこの丘に登るのはきつかった!
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by nabocha | 2010-10-31 20:52 | おでかけ
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